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分析編 2/2

数字の見方の指南書

投稿のあとに何を見るかで、3ヶ月後の伸びが決まる。
読み終わったとき、数字だけで「次の一手」を決められるようになっている——シリーズを締める最終巻。

FILE 17 読了目安 9分
数字を見ない運用は「感想」で終わる。
見るのは閲覧・いいね率・フォロー転換の3つだけ。
数字は「どこを直すか」まで教えてくれる。
数字はテストの点数じゃなくて健康診断だよ。どこが悪いかまで教えてくれるから、落ち込む道具じゃなく直す道具として使ってね。
WHY ─ なぜ数字か

見る数字は3つだけ。それぞれ担当が違う

数字ごとの「成績表の担当」
閲覧数届いた人の数
冒頭1行と型の成績(書き方編の答え合わせ)
いいね率いいね÷閲覧
本文の中身の成績
フォロー転換フォロワー増÷閲覧
プロフィールと固定投稿の成績(FILE 03)
役割分担で「犯人」を特定する
閲覧が出ない → 冒頭1行と型を疑う
閲覧は出るのに、いいね率が薄い → 中身を疑う
閲覧もいいねも出るのに、フォロワーが増えない → プロフィールを疑う
くわしく
「なんか伸びた」「なんか滑った」を繰り返す限り、同じ成功は二度出せない。数字は「悪かった」だけでなく「どこが悪かったか」まで教えてくれる。だから直す場所を外さなくなる。3つの数字を役割分担で見るのが、そのための最小セット。

判定のタイミングは、投稿の24〜48時間後に1回だけ

1時間後の閲覧で一喜一憂する
数値が落ち着いてから、1回だけ見る
くわしく
投稿直後の数字は乱高下する。判定に使えるのは落ち着いたあとの数字だけ。見る回数を減らすほど、判定の質は上がる
判定 ─ 伸びた/滑ったの基準

判定は倍率と中央値で。絶対数では見ない

倍率=閲覧÷フォロワー数(僕の運用基準)
滑り0.5倍未満
通常0.5〜3倍
当たり3〜10倍
バズ10倍超
判定やること
滑り滑った理由を1行で言語化して記録(放置が一番もったいない)
通常様子見。データとして貯める
当たり何が効いたかを分解して、型の候補に昇格させる
バズ型として資産化。同じ構造での再投下を計画する
僕の実測
閲覧5,000は多いのか少ないのか——フォロワー数が違えば答えも変わるから、絶対数では判定しない。実測では、フォロワー約880の時期に閲覧120,000(約136倍)の投稿と閲覧16(0.02倍)の投稿を同じ月に出してる。同じアカウントでもここまで割れるから、判定の単位は「アカウント」じゃなく「投稿」で持つ。

週の実力は、平均じゃなく中央値+閲覧1,000未満の本数で見る

平均はバズ1本で10倍動く。実力を映さない
①中央値 ②閲覧1,000未満の本数、の2点で定点観測する
僕の実測
ある週の平均閲覧は35,954、翌週は3,204と11分の1になった。動かしたのはバズ1本。中央値と「1,000未満の本数」なら底の実力が見える(ひどい週は16本中13本が1,000未満だった)。

高いいね率 × 低閲覧は、滑りじゃなく「素材シグナル」

刺さったのに届かなかっただけ → 冒頭1行と時間帯を変えて出し直す
閲覧だけ出て、いいね率が薄い投稿 → 再投下しても資産にならない
僕の実例
いいね率15%超なのに閲覧114という投稿があった。これは失敗じゃなく「中身は生きてる」証拠。本文はそのまま、届け方(冒頭1行・時間帯)だけ変えて出し直す。逆パターン(閲覧だけ出て刺さってない)と混同しないこと。
時間帯 ─ いつ出すか

時間帯は実測で決める。ただし型が主、時間は従

帯別の実測①──閲覧の中央値(全449本・日本時間)
夜21〜23時722
早朝5〜8時707
午前9〜11時428
午後15〜17時405
夜18〜20時384
帯別の実測②──閲覧1万超の本数
夜18〜20時19本
夜21〜23時11本
早朝5〜8時2本
午前9〜11時0本
午後15〜17時0本

結論、主戦場は夜20〜23時だと考えてる

各帯の読み方
夜21〜23時=底力が最強。歴代最大級の配布投稿は全部20:43〜21:41に出てる。夜18〜20時=1万超の本数が最多で、上振れ狙いの第2主戦場。早朝5〜8時は底は堅いが天井が低い(1万超2本)。午前9〜11時と午後15〜17時は1万超ゼロの死帯。歴代トップ級14本のうち9本が20〜21時台に集中してた。

時間帯は増幅装置。弱い投稿を救わない

空いた時間に、良い型を置く
最強の型を、最強の時間に置く。順番はこっちが先
僕の失敗
僕は最強の21時台をスポーツ実況や告知で使って、閲覧数百止まりを何度も繰り返した。良い時間に置いても、弱い投稿は弱いまま。時間帯が増幅するのは、型の強さだけ

⚠️ その数字、前提は合ってるかを一度だけ疑う

僕の実例(9時間ズレ事件)
僕は時刻データが世界標準時のまま記録されてるのに気づかず、数ヶ月「朝が最強」と信じて朝に主力を置いてた。実際は9時間ズレで、朝はむしろ弱い帯。集計を信じる前に「どう記録された数字か」を一度だけ確かめてほしい。
ツールが吐く時刻が日本時間とは限らないよ。僕はこの取り違えで最弱の時間に最強の型を置き続けてた。数字より先に、数字の作られ方を疑ってね。
ベンチマーク ─ 他人の数字

他人の数字はフォロワー比で読む

最大いいねのフォロワー比──実測3アカウント(匿名化)
スピ・逆張り短文系34%
note誘導マーケ系7.8%
AI仕事術系1.6%

フォロワー数=過去の蓄積。いいねのフォロワー比=今の勢い

フォロワー数だけ見て、一番大きいアカウントを真似る
真似る相手はフォロワー比で選ぶ
元データ
AI仕事術系=フォロワー1.1万・最大いいね179(1.6%)/note誘導マーケ系=約2,000・154(7.8%)/スピ・逆張り短文系=6,730・2,296(34%)。フォロワー数だけ見ると1.1万のアカウントが最大手に見えるけど、投稿の勢いは34%が桁違い。ベンチマークは「すごい人を眺める作業」じゃなく、数字で挙動を比べる作業
やり方は3ステップ
1

集める

同ジャンル+隣接の5〜6アカウントの直近投稿を並べる

2

型で分類する

配布/短文断定/対話/紹介/手順解説/長文に仕分け

3

共通だけ抜く

複数アカウントに共通する挙動だけ採用する

僕の実測
僕は34本でやった。内訳はバズ狙い16・ファン化10・型に収まらない8。型に収まらない投稿こそ目視で読む——新しい勝ち筋はそこに混ざってる。1人だけの芸は再現できないから、採用するのは複数アカウント共通の挙動だけ。
横断で共通してた3つ+真似ない数字
本文に外部リンクを貼らない。本文で価値を出し切る
一撃の逆張り短文断定が最大バズ。長い解説より強い
配布物に固有の名前をつけて重量感を出す
「年商◯億」系の遠い実績数字は真似ない
くわしく
外部リンクつきの本文は閲覧が伸びにくいから、案内は固定投稿に置くのが共通挙動だった。「年商◯億」を真似ないのは、FILE 03の「近い共感×広い入口」と同じ理屈——遠い実績は憧れより距離を生む。
サイクル ─ 回し方

仮説→投稿→検証→ナレッジ化の4拍子で回す

数字を見るだけでは上手くならない。投稿の前に賭けて、あとで答え合わせをするから上手くなる。

① 仮説 ② 投稿 ③ 検証 ④ ナレッジ化

↻ 気づきが次の仮説になって、また①へ戻る

投稿前──事前仮説を1行書く
期待:高/中/低のどれか
検証したいこと:「命令形の冒頭は伸びるか」など1つだけ
想定される反応:どんなリプが来るはずか
くわしく
仮説を書いてない投稿は、伸びても滑っても「へえ」で終わる。検証になるのは賭けた投稿だけ。1行でいいから、投稿ボタンの前に書く。
投稿後24〜48時間──差分を問い詰める
期待より上 → 何が効いた?仮説のどこが当たった?
期待より下 → 何が外れた?滑り要因はどれ?
答えを1行でログに残す。積み重ねが勝ちパターン集になる
検証で使う観察の7視点
1テーマ──何について語ったか
2冒頭1行──どんな構造のフックか
3文字数──親投稿の字数を毎回記録
4フォーマット──単発/ツリー/画像つき
5言葉遣い──断定度・口調・語彙
6構造──読み進む順序・ブロック分け
7タイミング──時刻と曜日
使い方の注意
固定ラベルに当てはめず、今日見えた特徴を今日の言葉で書くのがコツ。文字数の実測では、バズは35〜143字・中央値80字前後に集中してた。ただし字数と伸びの関係は「字数のせいか、冒頭フックのせいか」を切り分けてから結論を出す。フォーマットは組み合わせ(ツリー+画像など)も記録する。
AIに下書きを任せてる人は「手書き/AI下書き+手直し/AIそのまま」の3つに分けて記録してね。混ぜちゃうと、AIの文章が上達してるのか一生わからなくなるよ。
実例 ─ 検証ログの中身

僕の実測ログから2つの検証を見せる

ログは1投稿につき「事前仮説→結果→気づき」の3行。実際に回した検証を、そのままの構造で2本。

検証1 勝ちフレーズは一言一句が資産

同じ型でも、文言を崩すと10分の1に落ちる

原文のままの再投下 → 閲覧420,000を3回
命令形が抜けて締めが弱い変奏 → 42,000で頭打ち
ログ全文
事前仮説:型が同じなら、言い回しを変えても同じくらい伸びるはず。
結果:原文のままは420,000を3回、変奏は42,000で頭打ち。
気づき:勝ち投稿は構造だけでなく文言そのものを固定して、差し替えるのは末尾の一言だけにする。
検証2 真因を切り分ける

死因は間隔じゃなく「本体を配りきってなかったこと」

8日間隔の再投下 → 閲覧574で死んだ
9日間隔でも、配布物の本体をツリーに全文つけたら → 閲覧120,000(209倍差)
ログ全文
事前仮説:同じ配布投稿は30日空けないと死ぬ(8日間隔が574で死んだから)。
結果:ほぼ同じ9日間隔でも、本体をツリーに全文つけたら120,000。同条件で209倍差。
気づき:最初の説明(間隔説)を信じ込む前に、別の説明で壊しにいく。真因は配りきってなかったことだった。
再投稿の実測──勝ち素材は回していい

僕の最大級バズは、全部「勝ち素材の再投下」。新ネタは1本もない

配布系 → 4日間隔でも420,000を維持
雑学ネタ系 → 18日間隔でも340,000→120,000に減衰
くわしく
素材ごとに「回復期間」が違う。「何日空けるべきか」の一般論はなく、素材ごとにログで測るしかない。だからこそ検証ログが武器になる——自分のログだけが、自分の素材の回し方を教えてくれる。
罠 ─ 数字運用の落とし穴

僕が実際にハマった4つの罠

全部、実測ログに残ってる本物の失敗。才能ではなく仕組みで塞ぐ。

罠1

新しい投稿の差分だけ見て、全体を並べ直さない

歴代最高の閲覧600,000に4週間気づかなかった
処方:月1回、全投稿を閲覧数順に並べ直す
罠2

バズ翌日に、勝ち型を手放す

閲覧12万の翌日にお礼・報告・雑談を6本 → 全部16〜627に崩壊
処方:バズ翌日は同じ勝ち型を予約してから寝る(翌日が一番の追い風)
罠3

計画は、意志では実行されない

「この曜日にこの型」の計画実行率は62回中3回=4.8%
処方:決めた瞬間に予約投稿まで済ませる。構造で塞ぐ
罠4

本投稿の枠に、告知を混ぜる

告知・募集系15本の中央値は429で全テーマ最下位
処方:案内は固定投稿に集約し、本投稿は価値だけにする
4つとも才能じゃなくて仕組みの問題だよ。人間の意志は数字の前で連戦連敗だから、予約投稿と月1回の棚卸しに任せちゃおうね。
SUMMARY

この指南書の背骨

見るのは閲覧・いいね率・フォロー転換の3つ。判定は24〜48時間後に倍率で
定点は中央値と1,000未満の本数。高いいね率×低閲覧は素材シグナル
主戦場は夜20〜23時。ただし型が主・時間が従
事前仮説1行→照合→気づき1行。賭けた投稿だけが検証になる
罠は差分だけ・バズ翌日・計画不実行・告知混入。予約と月1棚卸しで塞ぐ
COMPLETE

指南書シリーズ・全17冊、これで完結。
ジャンル→コンセプト→プロフィール→マネタイズ→書き方→分析——武器は全部揃った。
あとは作る→出す→測る→直すを回すだけ。回した数だけ、ログが次の正解を教えてくれる。

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