SUKE DOJO | ナレッジ資料室 ← 資料室トップ
10
投稿の書き方編 2/7

投稿の基本形の指南書

フック(FILE 09)で読者の指は止められる。でも本文の形が崩れてたら、そのまま閉じられて終わる。
字数・冒頭・構成・数字・語尾——毎回同じでいい「基本形」をこの1冊に固定する。

FILE 10 読了目安 9分
伸ばしてる人は、毎回違う形で書いてない。
同じ形に、違う中身を流し込んでるだけ。
基本形は器と盛り付け。この1冊で器を固定すれば、あとは中身に集中できるよ。
WHY ─ 型の前に土台

同じ書き手でも、形だけで79倍変わる

実測:同じ発信者が2日続けて出した2本
100字の投稿閲覧10,000
280字超の長文閲覧126

同じ人・同じジャンルで79倍差。敗因は「形」だった

くわしく
AI×働き方系のある発信者(フォロワー約1,900人)が、2日続けて投稿した2本。100字の1本は閲覧10,000、翌日の280字超の長文は閲覧126。敗因はネタでも文章力でもなく、字数と構成だった。僕の459本の実測でも、伸びた投稿はほぼ同じ形をしてる。才能やネタの差だと思われている閲覧数の差は、実測で見るとほとんど「形」の差。
投稿の基本形=6つの掟+出す前の検査
中身
① 字数親は50〜150字。器のサイズは実測で決まってる
② 冒頭身分先出し型。1文目で「誰の話か」を名乗る
③ 構成反転2段。前段を「でも」でひっくり返す
④ 数字抽象語を数字と固有名詞に両替する
⑤ 語尾と締め終止形でバラす。締めの1文だけは切っていい
⑥ 出し切り無料の情報は全部出す。隠さない
検査0理解テスト。感覚でなく数えて検査する
掟 ① ─ 字数

親投稿は50〜150字。器のサイズは実測で決まってる

〜49
50〜150
〜200
〜280
350超
条件付き 基本形=バズ帯 危険水域 死帯 論外
50〜150字=バズ帯ど真ん中。閲覧27万〜35万は98字・123字・143字で全部この帯
280字超=死帯。79倍差の敗者(閲覧126)はここ
350字超=論外。385字が閲覧61で終わった実測が残ってる
帯ごとの補足
〜49字は、単一の強い感情+問いかけだけなら光る特殊帯。46字の「学びたすぎる、どう学んだ?」型が、フォロワー115人で閲覧15,000(130倍)を出した外部実測がある。200字超は読了率が落ちる危険水域で、長い話ほど途中で閉じられる。基本形は50〜150字。たまに160字は許容
ツリー(返信でつなぐ投稿)の掟

ツリーは最大2本・各200字以内。半数は単発でいい

長くなったら「分割」じゃなく「削る」で解決する
配布物の本体は、親で宣言してツリーに全文を置く
字数を目分量で数えない。投稿前に文字数カウントで実測する
209倍差の実測
プロンプト等の配布物は、親で宣言してツリーに全文を置く。本体を全文置いた投稿は閲覧120,000、同じ型で本体を置き忘れた投稿は574——209倍差の実測がある。毎回ツリーを付けると1本あたりの密度が薄まるから、半数は単発でいい。あと「だいたい150字」は大抵180字ある。目分量は必ず超過する側にズレる。
掟 ② ─ 冒頭

1文目で誰の話かを名乗る——身分先出し型

フックの技術はFILE 09で全部渡した。ここでは毎回固定する1つだけを決める。

身分先出し型

冒頭5〜15字で「誰が語っているか」がわかる状態にする

副業6敗の会社員が、」「貯金12万から始めた僕が、
直近30本を逆採点したら、87%が「誰の話か不明」で減点だった
くわしく
この一言があるだけで、読者は話を聞く姿勢になる。伸びない投稿の最大共通点が「誰の話か不明」だった。名乗るといってもプロフィールの復唱じゃなく、その話を語る資格を1行目に置くということ。
◯ 具体物で生活に接続する

読者が自分の画面・仕事・支払いを思い出す固有名詞を早めに置く

「ChatGPTの画面」「請求書」「月20ドルの課金」
概念だけの冒頭は、誰の生活にも接続しない
✕ 結果報告で始めない

「〜してみた」「〜の全記録」は、無名の段階では読まれない

背景・決断・矛盾で引く
「会社を辞めない、と決めた理由」「6回失敗してやっと気付いたこと」
立派な肩書きより「6敗」みたいな弱い身分の方が読まれる。Threadsの面白いところだね。
掟 ③ ─ 本文の骨格

本文は反転2段。前段を「でも」でひっくり返す

身分先出しの1文
前段過去・常識・失敗を置く
反転「でも」で現在へひっくり返す
締めの1文

落差は「2時間→18分」のように、数字で見せる

前段に弱さや思い込みを置き、後段でひっくり返す。落差がそのまま読む理由になる
形容詞の仕事を数字に渡す
例文まるごと
経理3年目の僕、毎月末の請求書チェックで2時間残業してた。先月それを全部ChatGPTに投げたら、18分で終わって声が出た。もう電卓には戻れない。」——身分→前段→反転→締めの4パーツが、この1本に全部入ってる。
実測ずみの3変形——前段に何を置くか
変形
先入観転換「最初は◯◯だと思ってた。でも△△してから印象が変わった」
過去→現在ギャップ「◯年目の僕、毎晩△△してた。今それ全部AIに投げたら□□」
時間の反転「日報30分→3分」「定時後に2時間、急に空いた話」
各変形の実測
先入観転換はAI仕事術系で、フォロワー22人でも閲覧813(37倍)を出した。小規模アカウントの武器になる。時間の反転はBefore→Afterの数字だけで落差が伝わる(同型実測10.5倍)。過去→現在ギャップは過去の自分を前段に使う型。嘘の過去は書かない。
FILE 09の型④⑤⑥は、ぜんぶこの骨格の冒頭版だよ。冒頭と本文が同じ骨で繋がると、投稿が一本の話になるんだよね。
掟 ④ ─ 具体数字

抽象語を数字と固有名詞に両替する

0理解の読者の頭に絵が浮かぶのは具体だけ。抽象語は書いた側だけが満足して終わる。

両替表——左を書いたら右に直す
❌ 抽象語✅ 数字と固有名詞
作業を効率化できた週報が40分→5分になった
有益なプロンプトを共有します先頭に貼るだけで回答が別人になるプロンプト5個
これは重要です・大切です理由の実数を書く(放置すると年24,000円払い続ける
ぜひ試してみてください読者がやる動作を書く(コピペして先頭に貼るだけ
実測:数字は感情の言葉より強い

いいね史上最高(6,505)の投稿は、数字の翻訳で書いた143字

僕の実例
DNAに詰まった情報量を「約37.5MB」とデータ量に翻訳した雑学が冒頭だった(閲覧340,000)。意外な数字→「つまり」で日常スケールに翻訳、の2段だけで書いてる。
数字のNGライン
金銭の誇張——「月収◯万」「不労所得」「年商◯億」型の遠い自慢は信頼を削るだけ
数字の羅列——効かせどころは1投稿に1〜2個で十分
実数がないときは時間・回数・期間に逃がす(「3週間で」「6回失敗して」)。無い実績は書かない
掟 ⑤ ─ 語尾と締め

読者は語尾で人間かどうかを判定してる

内容が同じでも、語尾が機械的なだけで読者は静かに離脱する。うちで一番細かく決めてる掟。

語尾の3禁止
体言止めの連発——本文の3分の1超で黄信号、半分超で書き直し確定
「〜なんだ」「〜なんです」「〜なのだ」の断定——一発アウト
同一語尾の3連続——連続は2回まで
判定の細かい線引き
「〜、これ。」「〜のやつ。」の省略形も体言止め扱い。単発の体言止めは可。終助詞つきの「〜なんだよね」は会話として可。「です・ます」だけで揃えた文章は営業メールに見える
◯ バラし方

終止形ベースで散らす

「〜してる」「〜してた」「〜しちゃった」「〜だよね」「〜かな」「〜じゃん」
揺らぎ語を1投稿に1つ以上:いや/正直/まじで/なんか/ぶっちゃけ/(笑)
特例:締めの1文

締めだけは、体言止めか命令形で切っていい

「以上、まとめると…」の余計なまとめ
三点リーダーの連発
余計なまとめさえ無ければ、終止形の締めも◯
本文はダメで締めはOK?って混乱するよね。本文は会話、締めは見得を切る場所。役割が違うから掟も違う、って覚えてね。
掟 ⑥ ─ 出し切り

無料の情報は全部出し切る。隠した瞬間に読者は減る

禁止① 出し惜しみ

投稿で立てた「?」は、投稿の中で全部回収する

「続きは明日」「気になる人だけ」「知りたい人はコメントで」「詳しくはDM」——全部NG
くわしく
出し惜しみは1回で信頼を削る。精神論に見えて、実測に裏打ちされた構造の掟。掟⑥は基本形の仕上げにあたる。
禁止② 命令のお願い

「フォローして」「保存して」「いいねして」を付けない

価値を全部配る配布型中央値420,000
告知・お願い系中央値362

同じアカウントでこの差。お願い系は全パターン最下位だった

代わりにやること=潜在動線

価値を出し切ると、読者は命令されなくてもプロフィールへ飛ぶ

「この人、まだ何か持ってるな」と気にならせるのは設計の仕事で、お願いの仕事じゃない
例外はひとつ——配布物に添える「どうぞパクってください」のような、誘導先のない命令形は使っていい
予告型とゲート型——線引きはここ
判定
予告型投稿単体で価値が完結した上で、「反応が多かったら明日は◯◯編も出そうかな」と次の存在を匂わすOK
ゲート型「やり方は全部◯◯で解説してます」と、投稿が約束した中身自体を別の場所に隠すNG
出す前の検査

0理解テスト——感覚でなく、数えて検査する

「このアカウントを今日初めて見た0理解の人に伝わるか」。僕が毎回やってる検査表をそのまま渡す。

一発アウト——1つでもあれば書き直し
出し惜しみ・誘導の文言がある(続きは/DMで/フォローして)
「〜なんだ」「〜なんです」の断定語尾がある
「◯◯」「××」のテンプレ穴埋めが残ったまま
本文にアスタリスク装飾(*強調*)が残ったまま
数字を並べただけで、文になっていない
要注意——2つ重なったら書き直し推奨
1体言止めが本文の3分の1超
2同一語尾の3連続
3文の長さが全部同じでリズムが均一
4揺らぎ語(正直・なんか等)がゼロ
5「です・ます」終止だけ
6締めが「どう思う?」のアンケート頼み
仕上げの3問
1

1行目だけで、誰の話か分かるか

2

読者が自分の画面・仕事・支払いを思い出す具体物が1つあるか

3

読み終えた読者が「何をしたくなるか」を一言で言えるか

3問目が最難関
コピペする・試す・パクる——のどれかを一言で言えれば合格。直近30本の逆採点では80%が③で減点されていた。ここまで通れば出していい。
この検査、慣れれば30秒だよ。逆に言うと、その30秒を飛ばした投稿が翌朝の閲覧2桁を作ってる。僕は何度もやらかしたから断言できるよ。
SUMMARY

この指南書の背骨

形が勝敗を支配する。同じ書き手でも79倍差。親は50〜150字
冒頭は身分先出し型。1文目で誰の話かを名乗る
本文は反転2段。「でも」の落差を数字で見せる
抽象語は数字に両替。語尾は終止形でバラす
無料は全部出し切る。出す前に0理解テスト
NEXT

型を持ったら、次は投稿から「機械の匂い」を消す工程——うちの一番の独自色へ。

FILE 11 AI臭を消す指南書 →