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02
土台づくり編 2/3

コンセプト設計の指南書

同じジャンルに発信者は山ほどいる。
「なぜあなたを見るのか」の答えを作る——ジャンルが決まった人の、次の一歩。

FILE 02 読了目安 10分
コンセプト=アカウント運営の設計図
ここが曖昧だと、投稿が全部ブレる。
最初に大事な心構えを1つ。4要素ぜんぶ100点にする必要はないよ。むしろ「全部そこそこ」が一番伸びない。まずそこから説明するね。
MAP

伸びるアカウントの4要素を、1つずつ攻略する

1

世界観

雰囲気・印象の統一。Threadsでは「文体と見た目」

2

企画力

誰のどんな悩みを解決するかの明確さ

3

読ませる力

最後まで読んでもらう構成(動画で言う編集力)

4

独自性

他の発信者との違い・あなただけの武器

設計の反映先=全部

コンセプトは飾りじゃなく、毎日の投稿判断の基準になる

プロフィール:世界観と独自性を一目で伝える
リサーチ:企画力の材料集めに直結する
投稿の中身:悩み解決+独自性の置き場になる
大原則

伸びるのは「突出ポイント制」──全部60点が一番弱い

◯ 伸びる配点

1つ突出 × 他はそこそこ

世界観(突出)100点
他の3要素30点

企画力100点・他40点でも同じく伸びる

✕ 伸びない配点

全要素そこそこ

4要素すべて60点
「どれも悪くないけど印象に残らない」が一番危ない
悪くない=選ばれる理由がない
勝負の分かれ目は「この人といえばコレ」が1つあるか。
1〜2個の突出で十分戦える。
突出2点で伸びた構造の例
アカウント例突出した2点他の要素
AI活用術系企画力(コピペで使えるプロンプト配布特化)×独自性(会社の昼休みに検証する会社員のリアル)普通レベルでOKだった
貯金・家計系企画力(固定費見直し特化)×読ませる力(数字で見せる家計公開の構成)普通レベルでOKだった

⚠️ 最初から「これだけ伸ばせばいい」と決めつけない

まず4要素ぜんぶ100点のつもりで設計する → やってるうちに自分の突出が見えてくる、が正しい順番。

要素 ① ─ 世界観

世界観=キャラに合った舞台セット。綺麗≠正解

Threadsの世界観は「文体と見た目」。投稿が並んだとき、1つの人格に見えるかどうか。

正解は「綺麗」じゃなく「キャラクターとの一致」

くわしく
ドラマの刑事の部屋が散らかってたらキャラが崩壊する。逆に、魔法学校の寮が真っ白なモダンインテリアだったら没入感ゼロ。Threadsも同じで、丁寧な敬語で始まった投稿が翌日タメ口の煽りになってたら、読者は「この人は誰?」となる。雑さをウリにする人は雑さを統一するのが正しい世界観。
✕ 壊れてる状態
投稿ごとに口調・一人称がバラバラ
絵文字だらけの日と無機質な日が混在
プロフィールの人格と投稿の人格が別人
◯ 立ってる状態
文体を見ただけで「あの人だ」と分かる
改行のリズム・言い回しに癖が通ってる
プロフィール〜投稿まで同じ人格が流れてる
動画SNSでは服装や部屋が世界観になる。文章SNSのThreadsでは「言葉づかい」があなたの服であり部屋だよ。揃えるものは次の3点セットに分解できるよ。
1

語り口(=服装)

一人称・口調・語尾の癖を1つに固定する。

固定する項目
一人称を1つに固定(僕/私/俺)
口調:タメ口か、ですますか
語尾の癖:「〜なんだよね」「〜でさ」等、自分の口から出る言葉を使う
・キャラに合わない借り物の言葉を使わない
2

見た目(=映り込む部屋)

並んだときの「画面の見た目」を揃える。

固定する項目
改行のリズム:1〜2文で改行か、詰めるか
絵文字・記号:使う/使わない、使うなら種類を絞る
文の長さ:短文キレ型か、じっくり語り型か
3

細部(=身だしなみ)

誤字は髪のパサつきと同じ。あるだけで印象が数倍下がる。

点検する項目
・誤字・変換ミス
・アイコン・表示名・プロフィールの整合
・数字表記・記号の揺れ(1と1の混在等)

逆張りもあり:「雑さがコンセプト」なら、崩した文体で統一する

大事なのは綺麗にすることじゃなく、選んだ雰囲気を全投稿で貫くこと

要素 ① ─ 世界観の作り方

センスで作らない。保存→選別→固定の3手順

1

保存ボックスを作る

「雰囲気いいな」と手が止まった投稿をスクショ保存。まず20枚。

くわしく
ジャンル問わずでいい。X・他SNSの発信者も含めてOK。「なんか良い」の感覚を貯めるのが目的。
2

要素を抜き出す

特に好きな5人を選び、文体の要素を書き出す。

書き出す項目
「一人称・口調・改行のリズム・絵文字の使い方・締めの型」の5点。あわせて、なぜ好きなのかを言葉にする。
3

自分の型に固定する

キャラに合う要素だけ選び、3点セットを1枚のメモに固定。以後の全投稿でそれを守る。

丸パクリはNGだけど、「要素の抜き出し」はプロの正攻法。誰の文体にも元ネタがある。5人から1要素ずつもらって混ぜたら、それはもうあなたの世界観だよ。

⚠️ 型メモは作って終わりじゃない

投稿を10本書くごとに見返して「守れてるか」チェック
世界観は1回のデザインじゃなく、毎日の積み重ねで濃くなっていく
要素 ② ─ 企画力

企画力の2大原則:1人に向ける × テーマを貫く

企画力=「思わず反応したくなる投稿を考える力」。情報発信系アカウントの最重要要素。

実在の1人ターゲットが
明確
×
一貫テーマ投稿が
ブレない
原則① ターゲットが明確

判定基準は「顔が浮かぶか」

「そんな人いるの?」=実在しない空想像
「それ全員じゃん」=絞れてなさすぎ
正解:「過去の自分」か「悩んでる親しい友人」

顔が浮かばないターゲットに刺さる投稿は書けない。

原則② テーマが一貫してる

バズ1本では、フォローされない

読者はプロフィールで他の投稿を見て、「引き続き読みたい」と思えたらフォローする
投稿がバラバラだと、単発で伸びても積み上がらない
くわしく
ジャンルの中でさらに1段絞ると「一目で有益そう」が伝わる。絞り方はこの後の「一貫テーマ」の章で扱う。
僕の全投稿は「昔の僕=知識はあるのに成果が出ない会社員」の1人に向けて書いてる。1人に深く刺さる投稿は、同じ状況の1万人に刺さる。逆は起きないよ。
要素 ② ─ 企画力:深掘り

なぜそこに悩むのか」を1段掘る

表層の悩みで止めると、誰でも書ける企画になる。

痩せたい なぜ? 着たい服が着られない なぜ? 昔の自分に戻って見返したい

「なぜ?」を2回繰り返す。感情の言葉が出たら掘り当ててる

ジャンル別の実例
ジャンル表層の悩み(ここで止めるとNG)1段掘る→発信が固まる
脱毛・美容「脱毛サロン選びに悩む」毛が濃くて自信がない/好きな人に振り向かれたい → 「モテたい20代男性」向けに固まる
スキンケア「肌をキレイにしたい」肌荒れで明るい場所のデートが怖い/彼氏に褒められたい → 「彼氏に可愛いと言われたい20代・肌荒れ持ち」
ダイエット「痩せたい」旦那にまた惚れさせたい/着たい服が着られない → 「産後太りに悩む30代主婦」

掘った後の変化:発信タイトルが「肌をキレイにする方法」→「彼氏に褒められる肌の作り方」に変わる。同じ情報でも、掘った方だけが手を止めさせる。

要素 ② ─ 企画力:一貫テーマ

テーマはもう1段絞ると急に伸びる

「ジャンル」で止めず、ジャンルの中の勝てる一点まで絞り込む。

絞って伸びた実例の構造
Before(停滞)After(伸びた)
副業情報の全般発信(せどりもブログも動画編集も混在)AI×文章仕事に特化
お金の総合発信(投稿しても反応薄)固定費見直しに特化
特化①の変化:「一目で何の人か」が伝わり、同じ読者が通うようになった
特化②の変化:Xで「固定費まとめ」が大バズしてるのを見て輸入 → 反応が急変
なぜ絞ると伸びるのか
プロフィールに来た瞬間、何をくれる人か0.5秒で分かる
同じテーマが並ぶ=「続きも読みたい」が生まれる
競合と戦う場所がずれる(総合戦→一点突破)
「絞ったらネタ切れしない?」
しない。絞ったテーマ×切り口(手順・失敗・比較・体験・Q&A…)で投稿は無限に増やせる。ネタ切れの原因はテーマの広さじゃなく切り口の少なさ
要素 ② ─ 企画力:ネタの仕入れ

企画は3媒体分析で仕入れる。自分で捻り出さない

強い企画は頭からは出ない。実際に伸びてるデータから輸入する。

媒体1 Threads内

普段の5倍伸びてる投稿を探す

やり方の手順
ジャンル内の伸びてる発信者を発掘 → アカウント内の相対比較(普段のいいねの5倍伸びてる投稿→なぜ伸びたか分析)→ 複数の伸び投稿から共通点を抽出する。
媒体2 X

「◯◯まとめ」の大バズに注目

やり方の手順
いいね・リポスト数で需要が見やすい。目安はRP数千・いいね数万。Xで実証済みのテーマをThreadsに輸入する。
媒体3 YouTube

サムネ・タイトル=実証された言葉の宝庫

やり方と注意点
再生数の多い動画のタイトル語彙を、投稿の冒頭に翻訳する。⚠️ 大物インフルエンサーは除外(本人のファンで回ってるだけ)。
輸入の実例構造(僕もこれをやってる)

コピーじゃなく「なぜ強いか」を抜いて、自分の素材で作り直す

僕の実例
大バズYouTubeのタイトルから「常識破壊の構造」だけを抜く。例えば「頑張るのをやめたら結果が出た」型が伸びてるなら、自分のジャンルに翻訳して「毎日投稿をやめたら逆に伸びた」のような冒頭に移植する。
要素 ② ─ 企画力:落とし穴

企画の3つの罠

罠①

発信がバラバラ——全員に向けた発信は誰にも届かない

お金系で投資も貯蓄もふるさと納税も仮想通貨も全部やる
解決:「こういう状況のこの1人」に固定する
くわしく
節約フェーズの人と投資バリバリの人は別人。同じ「お金系」でも、読者としては全く別の悩みを抱えてる。
罠②

需要を確認せず尖らせる——「誰も求めてない尖り」が生まれる

「1日1分でできるAI副業術(ただし有料ツール5個必須)」
解決:「毎日求めてる人が本当にいるか」を確認してから尖らせる
この例の矛盾
時短を求める人は忙しい会社員=まず無料で試したい層。入口で課金前提は矛盾してる。尖らせたつもりが、読者の実態とズレてる典型例。
罠③

流行に乗り遅れる——半年前の型そのままでは、読者はもう飽きてる

解決:ターゲットをさらに絞る/見せ方でインパクトを足す/季節・イベントに合わせて出す
くわしく
「流行が伸びない」のではなく「そのままでは足りない」。ひと工夫を足せば、流行の型はまだ武器になる。
罠②が一番気づきにくいよ。尖らせる前に必ずFILE 01の需要チェック(伸びてる投稿が複数あるか)に戻ってね。
要素 ③ ─ 読ませる力

読ませる力=最後まで読ませる構成

動画で言う「編集力」。Threadsでは4つの部品でできている。

① 冒頭1行 ② 改行と呼吸 ③ 緩急 ④ 締め
冒頭1行:指が止まらなければ本文は存在しないのと同じ。悩み・意外な数字・逆説を置く
改行と呼吸:1〜2文で改行。ベタ書きの塊はスキップされる
緩急:長い文と短い一言を混ぜてリズムを作る
締め:読者が思わず自分のことを話したくなる余白で終える
この要素の位置づけ

4要素で唯一、練習で誰でも上がる

くわしく
センスではなく型の習得。具体的な型(冒頭フック15型・投稿の基本形・AI臭の消し方・失敗パターン)は第2弾「投稿の書き方編」で1冊ずつ徹底的にやる。ここでは「4部品を意識する」まででOK。
今日からできる1つだけ

投稿を書いたら、冒頭1行だけを単体で読み返す

くわしく
「この1行だけ流れてきて、指が止まるか?」——止まらないなら本文がどれだけ良くても書き直し。この習慣だけで読ませる力は目に見えて上がる。
要素 ④ ─ 独自性

独自性は「特徴の掛け算」で作る

希少性=価値。1つ1つはありふれた特徴でも、掛け合わせると「あなただけ」になる。

会社員7年
ありふれてる
× 副業で何度も失敗
10人に1人
× AIを毎日仕事で使う
100人に1人
数万人に1人の発信者
重要な安心材料

「すごい実績」は要らない。ただの特徴で十分

職業・年数・家族構成・性格・失敗歴・住んでる場所——全部が掛け算の材料
大事なのは凄さじゃなく、組み合わせの珍しさ
3〜4個掛ければ、大抵の人は数万人に1人になれる
僕の場合は「才能ない凡人会社員だった×脱サラした×AIで一人起業してる」の掛け算。1個ずつなら世の中にいくらでもいる。3つ重なった人はほとんどいない。それだけの話だよ。
要素 ④ ─ 独自性:必殺技

掛け算はギャップで跳ねる

同じ特徴でも「どの場所に置くか」で希少性が変わる。

特徴の価値は絶対値じゃなく、周りとの落差で決まる

アイドルで顔がいい → 埋もれる
同じ人がIT企業にいたら「超イケメンエンジニア」で一際目立つ
ギャップの組み合わせ例
・コワモテなのに、めっちゃ優しい
・小柄で可愛らしいのに、大食い
・清楚で穏やかなのに、運転中だけ豹変
・きっちり見えるのに、家ではズボラ
イメージと逆の組み合わせがレアを作る。
ネガティブは反転できる

隠したい特徴ほど、掛けたときの落差=希少性ボーナスが大きい

「中卒×現場職人×毎日お弁当を作って発信」——「中卒」が最強の強みになった実例構造
学歴・失敗歴・借金・コンプレックスも掛け算の材料になる
希少性の3質問(自問する)
①この強みを同レベルで持つ人はどれくらい?
②同じ価値を提供できる人は?
③マネするのに必要な時間と労力は?
→ 全部「ごくわずか」なら唯一無二。
要素 ④ ─ 独自性:強みがない人へ

「掛ける強みがない」人の正規ルート

特徴の掛け算がピンとこなくても、独自性は作れる。むしろこっちが王道。

誰でもできることを、
誰もやらないレベルでやる。

世界観・読ませる力・企画のどれか1つを爆発的に磨けば、それ自体が希少性になる

実例構造
ありふれた「AI活用術」ジャンルでも、世界観と見た目の統一感だけで大きく伸びるアカウントがある。情報の中身は同じ。違うのは仕上げの精度だけ。僕の投稿も、内容より先に「文体と見た目の型」を固定したことで安定した。

磨き先① 世界観

語り口と見た目の統一を、誰よりも徹底する(3点セット)

磨き先② 読ませる力

冒頭・改行・緩急・締めの精度を、投稿のたびに1段ずつ上げる

磨き先③ 企画

3媒体分析の量で勝つ。リサーチ量は才能に勝つ

⚠️ 「強みがないから発信できない」は順序が逆

磨いてる過程そのものが強みになっていく。3ヶ月本気で磨いた人の文体は、それだけで初心者と別物になってる。

要素 ④ ─ 独自性:最終兵器

最強の属人性はエピソード

声・話し方・センス…属人性の要素はいろいろあるけど、一番強いのは「あなたの物語」。

印象は、エピソード1つで反転する

なぜ反転するのか
最初「なんか苦手」と思ってた人でも、過去の苦労話を1つ知った瞬間に「応援したい」に変わる——恋愛リアリティ番組で毎回起きてる現象。人気アイドルグループが短期間で熱狂的なファンを作れるのも、オーディションの過程・それぞれの人生・抱えてる悩みを視聴者が「語れるレベルで」知ってるから。
Threadsで語るべき4つ
何をしてきたか(過去の道のり・失敗)
その結果どんな価値観になったか
今、何を目指してるか
今、何に悩んでるか(現在進行形の弱さ)

織り込み続けると、読者があなたを「語れる」ようになる=ファン化。誰にでもできる最強の差別化。

条件は1つ:本気で正直に

嘘や盛った話は必ず滲んで伝わる。弱みや悩みを赤裸々に出すのは勇気がいるけど、その他大勢がやらないことにこそ、一番大きなチャンスがある

SUMMARY

この指南書の背骨

コンセプトは4要素(世界観・企画力・読ませる力・独自性)の設計図。全投稿の判断基準になる
突出ポイント制:1〜2要素の突出で伸びる。全部60点が一番伸びない
世界観=語り口・見た目・細部の3点を固定。綺麗さよりキャラ一致
企画力=実在の1人×一貫テーマ×3媒体からの輸入。悩みは「なぜ?」で1段掘る
独自性=特徴の掛け算×ギャップ×エピソード。すごい実績は不要、正直な物語が最強
NEXT

4要素が固まったら、それを0.5秒で伝える場所=プロフィールに落とし込む工程へ。

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